瀧野川女子学園中学校
【華道部】古流松藤会の副総司上席が指導!
ごきげんよう。
瀧野川女子学園の部活動を支えてくださっている各部のコーチ。そのコーチ陣をご紹介!
今回は華道部コーチ、古流松藤会の副総司上席・岡崎先生にお話を伺いました。
活動の様子の写真とあわせて、お伝えします!
※ちなみに取材日(10月下旬)は11月に開催される「北区文化芸術祭」への出展作品について、それぞれ使用する花器を決めて、その花器に慣れるための練習が行われていました。
◆ご経歴を教えてください。
岡崎先生:短期大学の英語科在学中に、一年間「池坊」のいけばなを学んでいました。卒業後入社した会社の華道部で「古流松藤会」のいけなばを始めたことがきっかけで、今に至っています。
広報:「副総司」になられるまで長く続けてこられたのはやはり、いけばなに魅せられてということでしょうか。
岡崎先生:そうですね。“継続は力なり”ですね。あとはなんだろう、根が真面目?(笑)友人に誘われて華道部に入ったんですけど、その子はすぐ辞めてしまって。私は続けて、ここまできました。
◆瀧野川女子学園での指導歴を教えてください。
岡崎先生:2001年から華道部の指導を始めました。この頃は華道部のみでしたね。2008年からは中学2年生と高校3年生の華道の授業も担当しています。
広報:卒業生にも指導されていらっしゃるとか。
岡崎先生:そうなんです。華道部の卒業生です。最初はね、どうかしら、大変かもしれないな、なんて思っていたんだけど、意欲的に「やりたいんです!」って言ってくれたんです。なので、あぁこれは私も決心しなきゃなって。今も続けていますよ。
広報:部活動や授業で華道に触れて「続けたい!」と思った生徒たちが、同じ先生に習い続けるチャンスがあるのはありがたいことです。
岡崎先生:やっぱり「好き」なんじゃないですかね。お免状をいただいたりすると「もっと上を目指したい!」という気持ちも出てくるんだと思います。
◆オンライン期間中の指導について教えてください。
岡崎先生:いけばなの歴史についての講義や、Keynoteを使って生花様式と現代華様式の生け方について、あとは「道具の名前」「水揚げ方法」「切り方」などを説明したりしていました。あとはiPad proのMetaMoJiのシェアノートを使って、生花様式について各自のノートをリアルタイムで共有して、生徒が書き込んでいるところに添削を加える、などしていました。(ICTを活用したことで、オンラインでも)一人ひとり指導できましたね。デモンストレーションも行ったのですが、それも手元をアップで見せることができたのでよかったです。その他にも、自宅にある大きい花材や花器の説明など、オンラインだからこそできたことがありました。
◆瀧野川女子学園だからできる活動はなんですか?
岡崎先生:オンライン授業をきっかけに、タブレット(iPad pro)の有効性に気づかされました。瀧野川女子学園はタブレット(iPad pro)の導入を早期に行っていたので、生徒も慣れていて、操作もスムーズです。シェアノートは、通常授業に戻ってからも活用していますよ。
広報:先日中学受験生を対象に開催された「華道体験」でも、モニターを活用し、花材の説明などされていました。
岡崎先生:オンライン授業期間は今まで以上に機材を使ったので、私も勉強になりました(笑)
◆華道部の特徴は?
岡崎先生:みんな明るく積極的で、まとまりがあります。素直で指導がしやすいです。
◆瀧野川女子学園の生徒の印象は?
岡崎先生:いろんな生徒がいますが、以前と比べて真面目で素直な生徒が増えたと感じます。例えば、授業中に少し騒がしくなっても、誰かが注意してくれて、それをみんな素直に受け止めてくれるので、授業が進めやすいです。説明している時は熱心に聞いてくれますし、生けている時も集中して取り組んでいますよ。
◆今後の方針、やってみたい活動など
岡崎先生:いけばなを身近に感じ、普段からも家庭に花を飾るような人になってほしいので、いけなばの楽しさ、面白さ、そして奥深さを伝えていきたいです。
広報:岡崎先生、ありがとうございました!
「北区文化芸術祭」では、部員全員が大小取り混ぜた青い花器を使用し、そこに様々な種類の赤い花や白い柳蔓(やなぎづる)を生けるそうです。どんな作品ができあがるのか、楽しみですね。
さぁ、次回はどの部活のコーチが登場するでしょうか? お楽しみに!