瀧野川女子学園中学校
【箏曲部】お琴・古曲の魅力を伝えたい!
ごきげんよう。
瀧野川女子学園のクラブコーチ紹介、今回は箏曲部・千葉先生にお話を伺いました!
「箏(そう)」とはつまり「琴(こと)」のこと。日本の伝統楽器です。指にはめた琴爪(ことづめ)(ピック)で弦を弾き、音を出します。
それでは、千葉先生へのインタビュー、「秋のうた」の練習風景とともにお伝えします!
◆ご経歴を教えてください。
千葉先生:新潟県出身で、小学生の頃にお琴を習い始めました。お稽古に行けばお菓子もいただけましたしね(笑)休み休みではありますが、続けてきました。本格的に取り組み出したのは、結婚して子育てが終わってから、東京の髙尾美蓉先生に師事しお名前(美久蓉)をいただいてからです。
広報:そもそも、お琴を始めたきっかけはなんだったんでしょうか。
千葉先生:小さい頃から体が弱く、内気でしたので、親の勧めが大きかったですね。多分、見栄っ張りだったんじゃないでしょうか(笑)田舎で、周りにお琴を習っている人なんていませんでしたから。
広報:不勉強で申し訳ありません、お琴にも“流派”はあるのでしょうか。
千葉先生:ありますよ。私が習い、教えているのは「山田流」です。お琴の時の名前は「千葉美久蓉」です。
◆瀧野川女子学園での指導歴について教えてください。
千葉先生:私の先生、髙尾先生が瀧野川女子学園で長年指導されていたこともあり、その流れで来ることになりました。それはもう、自然とですね(笑)平成11年(1999年)頃からになります。
広報:20年以上もご指導されているんですね。
◆指導内容について教えてください。
千葉先生:基本的なことから始めます。どんな曲をお稽古するかも、その時の生徒さんたちの様子を見て決めていますね。みんなで同じ曲をお稽古しています。高箏連の大会にも、出場する時には部員全員で出てきました。
広報:そうなんですね。
千葉先生:曲は、生徒が提案してくれる今時の新しい曲も弾いたりしますけど、私はずっと「古曲」をやってきたので、譜面を起こすのも大変ですね(笑)でも生徒さんたちは、やっぱり新しい曲好きですよね。この間のあかつき祭で披露した「千本桜」や「炎(ほむら)」なんかは、よく見つけてきたなぁ、って思いましたね。
◆今後の箏曲部について
千葉先生:私はずっと「古曲」をやってきたので、やっぱりそれを教えたいですね。「歌物(うたもの)」なんかも、このご時世ではなかなか声も出せませんから難しいことかもしれませんが、できれば伝えたいです。
広報:“歌物”と申しますと、歌いながら……?
千葉先生:そうです。歌を歌いながら、お琴を弾くんです。すごく難しいんですよ。特に山田流はこの歌物が多いですからね。やっぱり本当は(そのお稽古をしたいですね)。
広報:習得するのにどのくらいかかるんでしょうか?
千葉先生:通常の曲のお稽古を1としたら、歌物はその4〜5倍。一曲仕上げるのに1年かかることもあります。私たちが習ってきたような曲も、若い人たちに教えていきたいですね。
広報:お琴の魅力、もっと多くの人に伝わってほしいです。千葉先生、ありがとうございました!
次回はどんな部活の先生が登場するでしょうか? お楽しみに!