国内生と帰国生とが創り出す未来志向の空間
本校は、小学校で触れた英語がほぼ全てという生徒と、何年も海外で暮らし全てが英語でも何ら困らないという帰国生とで構成されています。そのような帰国生は学年で25~35人程度が在籍しています。このような環境にあると、帰国生同士は英語で会話をすることもありますし、英語で議論をすることもあります。世界の様々な国・文化の中で暮らしてきた生徒がいるので、普通の学校にいながら、グローバルな空間が自分の周りに広がっているのがかえつ有明中高です。帰国生からすると、日本の学校であっても安心・安全な空間が広がっています。
帰国生がいてくれることの効果は、英語という枠だけに留まりません。
今、時代に求められている思考力を育む学びは、元来日本にある学びとは趣を異にするものです。なぜなら日本は論理的思考やクリティカルシンキングよりも『空気を読む』という阿吽の呼吸が求められる社会を構築してきました。一方欧米では人種・信条・社会的身分・門地が異なる人々の集まりの中で社会を構成してきました。自ずとそこには「型」が存在し、その型に基づいて主張を行うようになります。このような教育を欧米では幼少から行っています。その型を日本人も身につければ欧米の思考力も身につけられるし、日本人としての空気も身につけられます。欧米で学んできた帰国生が数多くいることは、思考力を育む学び・グローバルな学びについても大いなる相乗効果を生みます。
1年間の留学プログラムに、高校1年生の1割程度が参加しているのも、このような校風があるからできているのでしょう。
英語の授業では、まず4技能のバランスのとれた英語、コミュニカティブな英語の育成にこだわります。英語教育の原点に立ち戻り、英語を英語として読む、英語をどんどん話す、といったことを重視し実践的にコミニケーションができるようにしています。さらに大きなコンセプトとして「アカデミックイングリッシュの育成」を打ち立てています。大学の授業が英語で受けられる英語力とスキルを育成すると言うことです。
かえつ有明中高のグローバルの理念として「学校全体がグローバルの教育の場である」と言うものがあります。アクティブラーニングやサイエンス科といった教科横断型の教科があると言うのもグローバルスタンダード教育を展開してる意味で、その例と言って良いでしょう。様々な角度からグローバルにアプローチすることによってグローバル社会における自らの未来像を自分でデザインすることができ、そのデザインをアクションに変えることができる、そんな人材育成こそが本校のミッションだと感じています。その中で「世界に貢献する」という意味での学びを実践し、「未来を語り、未来を担う人材」へと育っていくことが本校の願いです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
かえつ有明中学校
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