スポーツの盛んな学校ながら、文化部も充実! 好きなことに打ち込める「居場所」が見つかる
最初は初心者でも コンクールの大舞台に!
日本大学第三中学校・高等学校は、今年、高校硬式野球部が春の選抜高校野球大会に出場するなど、部活動が盛んなことで有名な学校です。同校の部活動は、運動部に限らず、広大なキャンパスの中に充実した施設のある環境を生かし、多種多様に活動をしています。今回は、女子が活躍する部活動を中心にお話を伺いました。
吹奏楽部は中高全体で約90人の部員数で、日本学校合奏コンクールでは、全国大会2年連続銀賞などの実績があります。もちろん、高校野球のブラスバンド演奏でも活躍をしています。中2の柳原果凛さんと小野栞さんは、どちらもホルンを担当。二人とも入学式の時に演奏を聴いたことがきっかけで入部を決めたのだとか。ホルンは初心者だったけれど、先輩たちが優しく教えてくれて、だんだん上達していったといいます。この日は中庭に二人で出て、自主練習をしていました。「それまでできなかったことができると嬉しくなり、どんどん違うことを練習したくなります」と柳原さん。小野さんも「きれいな音が出せると、やりがいを感じて、もっと頑張ろうと思います」と話します。吹奏楽部の中2の学年は女子22名、男子4名。新入生も加わり、これからは先輩としての活躍も楽しみです。
野球の応援など、さまざまなシーンで活躍するダンス同好会
いろいろなジャンルのダンスに挑戦しているダンス同好会は、東京都の大会に中高で出場するほか、新入生歓迎会、体育大会、文化祭などで活躍の場があります。高校生になると、チアリーダーとして野球部の応援をするなど、華やかなイメージのある部活です。華やかでありながら、厳しさをもって活動することがモットーで、練習中はもちろんのこと、普段の学校生活でも、身だしなみや立ち居振る舞いに気をつけています。中2の平光茅佐子さんは高2の姉も同じ部で、姉の楽しそうな姿を見て入部したのだとか。平光さんは、「部活内での先輩・後輩の上下関係はきちんとしなければなりませんが、この経験は将来、社会に出た時にも役立つと思います」と話します。手島花香さんは小学校の時から自分でダンスの振り付けを考えることが好きだったため、この部活を選びました。「後輩が入ってくるので、先輩に教わったことを今度は自分が教えられるように頑張りたいです」と目標を話してくれました。本間奈桜さんは、新入生歓迎会や野球の応援などで活躍する先輩たちの姿を見て、入部したそうです。この日は新入生歓迎会の練習をしていましたが、「振りを早く覚え、基礎トレーニングも頑張って、体力をつけたいです」と意気込みを語ってくれました。
高校生になると野球の応援に参加できますが、その練習は中学のうちから始まります。部長の鈴木瑠菜さん(高3)は、同校が夏の甲子園で優勝した2011年当時、小学6年生。テレビでチアを踊る先輩たちの活躍を見て、同校を受験し、入学しました。鈴木さんの夢は保育士になること。「甲子園のスタンドで応援できたことが中高で一番の思い出です。保育士になったら、子どもたちにダンスを教えたいですね」と上級生らしく、しっかりと次なる目標を話してくれました。
いつもと違う雰囲気で時には厳しく、時には和やかに
茶道・華道部は、校内にある作法室で週に2回、活動を行っています。顧問の石原亜希子先生は、「基本的な所作を繰り返し練習し、体にしみこませていきます。茶道にも華道にも、これで完成、というものがありません。 多くの知識を学びとって、自分にとっての完成形を目指すことを目標に、日々精進しています」と話します。中3の五十嵐京花さんは、従姉妹が茶道を習っているのを見て、楽しそうだと思い、入部したのだとか。「多くの知識を学ぶのは大変ですが、学校の茶室(作法室)はとてもきれいで、いつもの教室とは全然違う経験ができるのが楽しいと思います。先生は、時には優しく、時には厳しく指導してくれます」と活動の様子を話してくれました。一方、「楽そうだなぁと思って入部しましたが、覚えることが多くて大変な1年間でした」と、中1の1年間を振り返るのは、岡ななみさん。「入部から1年たちましたが、これはできる、と胸を張れることは一つもありません。でも、先輩たちや先生との和気あいあいとした雰囲気が好きで、部活は大好きです」と岡さんは話します。どうしても、女子の多い部活動というイメージの強い茶道・華道部ですが、「男子も大歓迎です!」と石原先生。全くの未経験者でも、一から教えてもらえるので、安心です。
きっと居場所が見つかる充実した施設と環境
同校は、都内でもベスト3に入るほどの広さのキャンパスを有し、自然豊かな環境です。また、2013年には、新しい施設が完成し、さらに環境が充実しました。室内温水プール、冷暖房完備の総合体育館、剣道・柔道場、座席数が多く、広々とした自習室など、部活動や学習の場として、1年中、快適に過ごせる施設の数々が揃っています。
「本校は、スポーツでの知名度が高いため、おとなしいタイプの子どもには合わないと考える保護者の方もいるようですが、実は文化部の活動も盛んです。人数が多い分、いろいろなタイプの生徒がいて、それぞれの子どもにとっての居場所がきっと見つかると思います」と話すのは、広報部主任の佐々木祐輔先生。女子小学生向けの説明会を行うなど、女子生徒の募集も積極的に行っているので、興味のある人は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本大学第三中学校
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