留学生交換・英語イマージョン教育などの先駆的な取り組みで 国際性豊かな「学びの環境整備」を強力に推進
カナダ・トロント教育委員会と連携 留学生交換に向けた取り組み始動
中学でのEnglish Summer Campやセブ島英語研修など、早い段階から「英語でのコミュニケーション力向上」に力を入れる青稜中学校・高等学校。高校でも、イギリス英語研修や英語圏への短期留学など、実に多彩なプログラムが展開されています。
中でも、2月~4月に行われた約2カ月間の短期留学プログラムでは、カナダ・オーストラリアに計12名の生徒が留学。両国とも、中国やインドをはじめとしたアジア系の留学生と触れ合う機会も多く、「多民族が英語でつながる」環境の中で、沢山の刺激と学びを得る体験ができました。カナダはフランス語圏であることもあり、街中で勇気を出してフランス語のフレーズを使ってみたという生徒も。「留学を通して自分を変えるきっかけになった」と、多くの生徒にとって意義深い体験になりました。
「オーストラリアに行った男子生徒はおとなしい性格の子ばかりでしたが、帰国後、積極的に発言をするようになったのには驚かされました」と、国際教育部主任の依田賢一先生。「今後は海外からの留学生をもっと呼び込み、国際性ある学びの場を作り出していきたい」と語ります。
トロントの教育委員会と連携し、現地私立学校と姉妹校協定を結んだ青稜中高。今後は、交換留学プログラムを推進していきます。
今年は先駆けとして、アメリカ人の女子生徒を1名、9月から5カ月間受け入れ、生徒と一緒の授業を受けてもらいながら交流を深めます。「来年度以降の交換留学の本格実施に向け、留学生の受け入れ方や接し方について我々も学ぶ機会にしたい」と依田先生。今後のプログラムの発展にどのようにつながっていくか、期待が高まります。
日々の学びでも国際化を強く意識 家庭科での英語イマージョン教育の試行
英語4技能の育成・評価を含む大学入試改革が進み、国としても国際的なビジネスに携わる人材の育成を重点的な目標として掲げています。青稜中高では、「グローバル社会において貢献できる人材を輩出する」ことを目標に、日々の学びの中でも国際化を強く意識づける教育を実践しています。
今年度初の試みとして、中学の家庭科の授業で、ネイティブ教員による「調理実習」を行いました。レシピや調理に関する表現を学びながら実習を行うことで、自然な形で英語を身につけられます。一切日本語を使わないという厳しいルールでしたが、楽しみながら英語を学ぶ機会になったと、国際教育部の郡山先生は語ります。
この他にも、2日間にわたってネイティブ教員とつきっきりで学ぶ「English Fun Program」など、英語を楽しく学べる「仕掛け」が随所に用意されています。次年度に向け、更に発展的なプログラムを企画中とのことです。
9月24日の青稜祭(文化祭)では、海外研修の経験についての生徒の報告・発表も行われます。ぜひ一度足をお運び頂き、生徒たちの学びの成果をご覧ください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
青稜中学校
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