「道徳人・実力人・世界人」を育てる40日ホームステイ
独自の内容で行われる国際交流プログラム
キリスト教精神に基づく人格教育を提唱する明治学院中学校には、中高6年間でさまざまな体験ができる海外研修プログラムが揃っています。
中3の夏休みに英語圏の国で約2週間を過ごす「サマーキャンプ」(希望選抜制)、高校生を対象としたアメリカでの40日「ホームステイ」(希望選抜制)、そして高3の1月にアメリカのアイオワ州の大学寮で約3週間を過ごす「ウィンターイングリッシュプログラム」です。
中3の「サマーキャンプ」は、2人一組で約2週間、クリスチャンの家庭にホームステイする語学研修プログラム。午前中は現地の学校で英会話の授業を受け、午後はボランティアやアクティビティを体験します。
さらに発展して、高校生がアメリカのホストファミリーと40日間を過ごす「ホームステイ」は、日頃のネイティブの先生たちによる英会話の授業など、「学校での積み重ねをアウトプットする」場となっています。これはコーバー宣教師が提唱する理念に沿った歴史あるプログラムで、1972年の開始当初から内容は今もそのまま守られています。
ホストファミリーによって異なる、生徒たちの体験
英語科の福島芳昭先生は、「日々食前の祈りを捧げ、日曜には教会に通う敬虔なクリスチャンの家庭に、生徒が一人ずつ滞在することが大きな特色」と話します。
昨年は、10名の生徒がサウスダコタ、テネシー、アイオワ、ミネソタの4州に分散しました。語学修得のメニューはなく、各ホストファミリーのライフスタイルに応じて、生徒一人ひとりの過ごし方も異なります。たとえば、アウトドア好きの家庭に行った生徒は、ブルーベリー摘みや湖遊びなどを満喫。小さな子供のいる若い世代の家庭では、生徒は庭仕事を手伝ったりケーキを一緒に作ったり。
ホストファミリーのアレンジのもと、生徒たちは“生きた英語”を通して日本とは異なる社会習慣や異文化を学び、キリスト教を肌で感じるさまざまな体験を重ねていきます。
先生方は、生徒とホストファミリーの相性を充分に吟味して送り出します。「献身的に協力してくれるホストファミリーとの信頼関係を大切にした手作りのプログラムだからこそ、47年間も続いているのだと思います」
自分から伝えなければ何も始まらない!
キリスト教に基づく生活を体験して「道徳人」の素養を養い、英語力がアップした「実力人」となり、異文化を学ぶ国際交流で「世界人」となる基礎を築く。「ホームステイ」は、「道徳人・実力人・世界人」の育成という、同学院の教育理念の実践の場でもあるのです。
帰国後の生徒たちは、英語力のアップはもちろん、自立心や行動力の面で大きな成長を遂げるそうです。「受け身では何も伝わらない。自分から発信する大切さを、身をもって学ぶからでしょう」(福島先生)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
明治学院中学校
[学校HP]http://www.meijigakuin-higashi.ed.jp/
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最寄駅/
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