楽しみながら社会へと視野を広げる生徒主体の課外クラブに注目！
卒業生の参加も実現しさらに活動内容が充実
「何か新しいことをやってみたい！」「自分たちの手でゼロから作り上げてみたいです」。そう、笑顔で話すのは、日出学園の「ＦＬＹＥＲＳ（フライヤーズ）」に参加する生徒の皆さん。同校では２年前より、生徒を枠にはめず、一人ひとりが主体的かつ自由に発想し、自分の考えを形にする課外クラブを発足。現在は、活動内容が口コミで広がり、約50名の生徒が参加しています。
活動内容は、取材対応や学校プロモーションといった広報、企業との会議、学校を使用する際のとりまとめなど多種多様。さまざまな人と関わっていく中で生徒たちは視野を広げ、柔軟な考えや発想力を楽しみながら培っています。また、今年行ったミュージックビデオの撮影では、発足の目的のひとつであった、卒業生の参加が実現。現メンバーとＦＬＹＥＲＳのＯＢ・ＯＧが連携し、撮影のバックアップを行いました。このように卒業生が積極的なのも、生徒と先生の距離が近く、生徒一人ひとりと良い関係を築いてきた日出学園ならではといえます。
ＩＣＴ×ＦＬＹＥＲＳで生徒のアイディアを形に
「ICTを組み合わせることで、FLYERSの可能性がさらに広がっていきます」と武善先生
以前より、「ＩＣＴ〝で〟教えるから、ＩＣＴ〝を〟教えるへ」を目標に、質の高い情報教育を行うことで有名な同校。ＦＬＹＥＲＳでも、生徒たちが学校広報用にＰｅｐｐｅｒをプログラミングしたり、学園祭でＡＲスタンプラリーを実施するなど、ＩＣＴを用いた活動が広がっています。「私が教えるデジタル・コンテンツの授業で技術的なことを学び、それを組み合わせて活用しています。『先生こんなことがしたい！』と、生徒たちもいろいろなアイディアを出してくれるので、それを実現できるようしっかりサポートしていきます」と、情報科の武善紀之先生。今後は、学校のキャラクターでＬＩＮＥスタンプをつくって運用する、ドローンで学校を撮影し、ヴァーチャルとリアルを融合させた動画の制作を考えているそうです。
随時可能な学校見学では生徒が来校者をアテンド
普段の学校を見て欲しいと、日出学園では随時見学を受け付けており、見学にはＦＬＹＥＲＳが同行して説明を行います。11月には、メンバーが手掛けた学校紹介動画もＨＰにアップ予定とのことで、ますます今後の活動に期待が高まります。
波多野さん 11月にアップ予定の動画は日出学園とFLYERSをアピールする内容で、私たちが一からストーリーを考えました。ぜひ見てください！ 今後は、他校など学校外の方と連携して、新しい取り組みにチャレンジしていきたいと考えています。
山本さん MV撮影など目立つものが注目されがちですが、集客や会議といった活動もたくさんあります。今は学校を通じての依頼が多いので、自分たちで企画を考え、もっと主体的に活動ができるよう、さらに頑張っていきます。
矢田さん 「新しいことがしたい！」と思ったのが参加のキッカケです。企業の方と話をしたり、マスコミの取材を受けたり、普通の学校生活では体験することのできない経験を積めることが魅力です。
金光君 学年という枠を越え、ひとつの目的に向かって協力できるのがFLYERSのいいところです。僕は映像に興味があるので、動画制作など積極的に関わっていきたいです。
岩橋さん 企業との会議では、多様なアイディアを出すには、いろいろな方向から物事を見ることの必要性を知りました。これからもFLYERSを通じて多くの人と出会い、さまざまな経験を積んでいきたいと思います。
皆川君 野球部との兼部で参加しています。まだ始めたばかりなので、具体的な活動はこれからですが、交流や協力など活動の中で学校外の人と関わりをもてることを楽しみにしています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日出学園中学校
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