自分なりの答えを求める入試問題で見出すのはこれからの社会に必要な自主性や創造力
知識と想像力を組み合わせ自分だけの答えを見つける
「日出学園では、新しく何かを創り出せる人間教育に力を入れています。入試問題でも、暗記したものを記入するのではなく、知識と想像力を組み合わせて自分なりの答えを考える問題を出題しています」と語る入試広報部部長・石川茂先生。
入試対策では、普段から家族で話す機会をたくさん持つことが大切になります。また、入学後は、「トライ&エラー」のチャレンジ精神を養い、生徒自身が自ら成長できる環境が用意されています。「家族的であたたかい雰囲気が本校の特徴です。“できたからほめる”のではなく、“できていなくてもほめる”部分を見つけて育てることで、自信につながり、いろいろなことに意欲を持って挑めるようになります」(石川先生)
2020年度入試を振り返る
2020年度国語の入試問題について、中1のふたりに振り返ってもらいました。
【問題】東京で次期オリンピックが開かれますが、それに関する①~③の問いに答えなさい。
① あなたがオリンピックで見てみたいスポーツ名を漢字三字で表しなさい。ただし、実際にまだないスポーツをあなた自身で考えて書くこと。
② ①で答えた漢字はどう読むのですか。ひらがなで答えなさい。
③ ①で答えたスポーツはどのようなことを競う種目ですか。わかりやすく具体的に説明しなさい。
この問題を見たときは、全く答えが浮かばなくて、正直、焦りました。とにかく何か書かなくては、と考えて、思いついたのが「身長争」という競技です。これは、いろいろなものを使って高さを競う競技で、どんな競技かを先に考えてから名前をつけました。特に難しかったのは、具体的な競技内容を書くというところでした。
日出学園の入試は記述問題が多いので、受験勉強では記述問題をたくさん解いて慣れるようにしました。私は記述や算数の文章題が苦手でしたが、中学受験のときの勉強が今も役立っています。日出学園での中学生活は毎日がとても楽しいです。来年はみなさんと学校生活を送れることを楽しみに待っています。
姉が日出学園に通っていたこともあり、受験を決めました。この問題では、とっさにそろばんが得意な友だちのことを思い出して、それをヒントに「計測算」という競技を考えました。みんなでいろいろな計算をして、その中で一番早く計算が終わった人が1位になるというルールです。
入試対策は過去問を解くだけでなく、母親に問題を出してもらったりもしました。ほかにも、母や姉とニュースについて話したり、本をたくさん読んで想像力を養ったのも役立ちました。日出は生徒同士だけでなく先生とも仲がよく、充実した毎日が送れると思います。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日出学園中学校
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