少人数だからこそできる教育改革を推進中
ネイティブ教員が主導する音声重視の英語教育
2022年に創立130周年を迎えた淑徳SC。併設型中高一貫校として1クラス15名前後という少人数教育を実践しながら、目まぐるしく変化する時代に「生きる力」を育むためのさまざまな改革に取り組んでいます。
昨年4月から、英語力育成に特化した中高一貫の「Global Successful Career Course(GSCコース)」をスタートさせました。通常の教科書に加えて、英語教育の専門家が作成したオリジナル教材を使用。週5日の英語の授業はネイティブ教員が主導し、日本人教員2人がアシストする3人体制で行います。「“英語を英語で学ぶ”音声重視の授業で、中1から英語が当たり前に飛び交う授業を行なっています」と、入試広報担当部長の白鳥めぐみ先生。
「イラストを多用したオリジナル教材で英語表現を直感的・感覚的に捉え、少人数教育の利点を最大限に活かして、ゲームやプレゼンの機会を多く作って生きた英語力を身につけています」(白鳥先生)。
高等部でも同様にネイティブ教員が主導する英語の授業を行い、放課後に英検対策講座を開設。同コース全員が中高6年間で英検2級取得、生徒の3割は準1級取得を目指し、英語に力点を置く難関私大や海外大学への進学を視野に入れた英語教育を行っています。
42の選択科目から自由に選ぶオーダーメイドカリキュラム
次なる改革として、今年度から高等部で「オーダーメイドカリキュラム」をスタートさせました。希望進路に合わせて、高2・3で好きな授業を自由に選択できるシステムです。語学、情報、化学、看護医療、幼教・保育など選択科目数は42。希望生徒が一人でもいれば開講するのが原則です。
「大学進学だけでなく、自分が学びたいものは何かを真剣に考える機会になっています。家庭科の私が教える『子ども文化』は将来幼児教育に携わりたい生徒が多く、真剣に学びたい生徒と教科の楽しさを共有できるという点でも教え甲斐があります」と、白鳥先生。
進路戦略担当部長の久保拓雄先生は「本校の強みである少人数教育だからこそできる、生徒一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの進路教育が大きな特徴です。個性と多様性を尊重した指導によって、生徒が未来を切り拓く力を養っていきます」と話します。得意科目をさらに伸ばそうとする生徒もいれば、進路のために苦手科目を克服しようと選ぶ生徒もいて選び方は無限大です。
充実したカリキュラムは、総合型選抜・学校推薦型選抜など、多様化する大学入試対策にも繋がります。資格が取れる大学と学科指定推薦で連携する試みも推進中です。
来年度より英語・中国語を選択できる外国語型入試を導入
進化を続ける同校では、2023年度から入試改革にも取り組みます。従来の2科型(国語・算数)に英語または中国語を選択する外国語型が加わりました。生徒が得意な分野で受験できるメリットがあります。
校訓「進み行く世に遅れずに、有為な女性となれ」の下、同校の変革はまだまだ続きます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
淑徳SC中等部
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