「鉄道模型の甲子園」と呼ばれる全国高等学校鉄道模型コンテストで文部科学大臣賞受賞をはじめ、毎年のように入賞する模型女子たち
白梅学園清修中学校(以下「清修」)は、2006年に創立された中高一貫の女子校です。
西武国分寺線「鷹の台駅」から武蔵野の面影が残る多摩川上水道を歩くこと約10分。周囲は閑静な住宅街であり、白梅大学、津田塾大学、武蔵野美術大学などを擁する文教地区でもあります。
「英語の清修」とも言われるとおり、ネイティブスピーカーの先生方4名が週7時間の英語授業のうち5時間を担当し、さらに実践的な校外研修も行われます。
清修には、いわゆる部活動がありません。課外活動は「エリアコラボレーション(通称エリコラ)」と呼ばれていて、2つの大きな特徴があります。
・テニス、ダンス、弦楽器、軽音楽、演劇、美術、英会話、茶道、鉄道模型の9つから複数選べる
・指導は先生方ではなく、国分寺など地元で活躍しているプロが行う
「エリコラは創立当初から行っている本校独自の活動です」
と鉄道模型デザイン班(以下「鉄道模型」)を創立した中澤亜紀先生。
「生徒を部活一辺倒にしないと同時に、教員の働き方改革でもありました」
当時ではかなり先進的な試みです。
エリコラに鉄道模型が加わったのは2011年。中澤先生にきっかけを伺うと、「元々私がペーパークラフトをしていて、生徒に『やってみる?』と聞いたら」いきなり20人以上も集まったため、学校側へ新たなアクティビティとしてプレゼンしたそうです。
発足したばかりの、白梅学園清修中高一貫部、鉄道模型デザイン班は「鉄道模型の甲子園」と呼ばれる全国高等学校鉄道模型コンテストでいきなり四位入賞。その後も毎年のように入賞し続け、2021年には、とうとう参加百二十校の頂点である文部科学大臣賞に輝きました。
鉄道模型デザイン班は、中学生と高校生が一緒に制作するのが特徴です。入賞を重ねてきたノウハウは後輩へどう伝えられるのかを生徒さんに聞いてみると、
小野川さん 先輩のしていること見ます
なんと「目で盗む」という職人カタギ。
鶴見さん 最初は材料集めからでした
針替さん 一日中『木』を作ってます
どうやらモノ作りに近道はないようです。さらには、「鬼の中澤」から妥協のないチェックも入るとか。だからこそ、
長谷川さん この5年間は、私を大きく成長させてくれました。鉄道模型は本当に楽しいです!
ついた自信は本物。とても素敵な笑顔で言い切ってくれました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
白梅学園清修中学校
[学校HP]https://seishu.shiraume.ac.jp
〒187-8570 東京都小平市小川町1-830 Tel:042-346-5129
最寄駅/西武国分寺線「鷹の台駅」徒歩13分。JR武蔵野線「新小平駅」自転車10分。JR中央線・西武国分寺線 多摩湖線「国分寺駅」から西武バス20分「白梅学園前」ほか。