図書の分類法とマインドマップから「自分の可能性」を見いだすESDオリエンテーション
生徒が作った「教材」で楽しむ
図書館オリエンテーション
生徒主体で運営されている湘南学園の図書室。新入生向けオリエンテーションの「教材」も、図書委員のお手製です。まずは先輩たちが作った青春ドラマ風のおもしろ動画で、図書室の基本的な使い方を学び、つづいて委員がデザインした10匹の『ビブリオモンスター』で本の分類について勉強します。「このモンスターはロボット風だから、5類の『技術工学』じゃない?」「理科や算数みたいなジャンルを『自然科学』って言うんだね」少し難しい学術用語も、あっという間にマスターしてしまいました。
「学びの領域」を探る
3つのミッション
分類について理解したあとは、3つのミッションに挑戦します。
第1のミッションでは、まだ分類ラベルを貼られていない新刊が用意され、それぞれどの分類に当てはまるかを自分で考えます。「宇宙の本だから440番『天文学』かな」「ハリーポッターは933番『英米文学』だね」実際にipadで蔵書検索をして答え合わせをし、ラベルを本に貼って棚に並べます。
2つめのミッションでは、事前に作成した『自分についてのマインドマップ』に、本の分類を関連づけ『ビブリオモンスター』のシールを貼っていきます。例えば、好きなマンガや芸能人のところには7類「芸術」のシールを、自身の性格については1類「哲学・心理」のシールを…といった具合です。
最終ミッションでは、マインドマップを参考に「自分だけの1冊」を選んで、クラスの学級文庫を作りました。
学問と自分の結びつき
その無限の可能性に気づく
図書の分類法を学ぶことは、学問の領域やその体系を知ることにつながります。自分たちの手でそれを探り、マインドマップを使って「今の私」と結びつける。身近な事柄を学びに昇華させ「私は今のままでも充分、たくさんの可能性をもっているんだ!」と気づく…湘南学園ESDは、学びと自分の可能性を知ることからスタートするのです。
「ビブリオモンスターの分類シール、ぜんぶ自分のマインドマップに貼れたよ。もっといっぱい貼りたいな。」自分の地図をより大きなものにしようと、生徒たちは走り出しています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
湘南学園中学校
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