私学探検隊

ワクワクと発見に満ちた 生徒のための学校

学校のあらゆる活動を、子どもたちにとってどうなのか、未来にとってどうなのかということを考えて行う「スチューデントベース」を提唱する青稜中学校。青田泰明校長が「コロナ禍を経て学校の中で過ごすこと自体が教育だと考え、教育的な価値がある学校づくりを進めています」と語るように、個性豊かな取り組みを行っています。

意欲、自己肯定感、社会的能力を育てる

生徒の非認知能力を養うために、中学生という柔軟な時期に3つのフェーズを通じて知識と思考のインプットとアウトプットを繰り返すスタイルの同校。中1・中2ではビブリオバトル、中2・中3ではゼミナール授業、中3で論文作成という三段階の取り組みとなっており、友達や先生と対話を重ねていくことで、楽しみながら非認知能力を高めていくことを狙いとしています。「学校にわざわざ来てもらう価値を考え、その根幹は非認知能力の育成にあるとして意欲や自己肯定感、社会的能力などの育成に取り組んでいます」と青田校長。

様々な内容のゼミナール授業は教員の個性が光る

学びを広げるゼミナール授業

教員の趣味と専門性が全開のゼミナール授業。プログラミングや思考力育成、お金に関する講座など個性豊かな、それでいて教員の熱がこもった授業の中から、自分で学びたいものを選ぶからこそ、興味を持った内容には生徒もどんどん意欲的になっていくといいます。ゼミの中ではOisixを招いた特別講座を実施し、フードロスに関する講座や、共同でアップサイクル商品の開発を行ったりもします。文化祭で試食を実施するなど授業の枠に収まらない学びがそこにあります。

文化祭でのゼミ授業の活動の様子。授業の枠で収まらない。

生徒のワクワクを大切にする取り組みの数々

学校としての価値を高めるための取り組みとして同校が行っているのが「環境マネジメント」です。青田校長は「学校という環境そのものが生徒を育てて、環境問題への気付きにも繋がる」と語ります。校内に設置されている自販機は校内のソーラーパネルで発電された電気を利用するというもの。自販機の横では発電量などが分かるようになっており、自販機を利用することでエネルギー問題に興味を持ってもらうことを目的にしています。他にも生徒たちの「男なのに日焼け止めを塗っている」というジェンダーバイアスを感じる会話をきっかけにメンズスキンケアの自販機を設置するなど、こうした設備に同校の特色が色濃く出ているといえます。
こうした取り組みは生徒の声や意見をもとに実施されることも多く、生徒のワクワクする心を大切にしている同校ならではです。一度、足を運んでみればワクワクと発見に満ちた青稜独自の校風を感じることができるはずです。

水分補給のための天然水だけの自販機。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

青稜中学校
[学校HP]https://www.seiryo-js.ed.jp/
〒142-8550 東京都品川区二葉1丁目6番6号 Tel.03-3782-1502
最寄駅/東急大井町線「下神明駅」徒歩1分。JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線「大井町駅」徒歩7分。 JR湘南新宿ライン 横須賀線「西大井駅」徒歩10分ほか。

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