私学探検隊

2025年より完全中高一貫校として進化 充実した学習環境で生徒たちの学び合いが加速

近年、難関大学の合格実績が過去最高を更新し続けている農大一中では、2025年より完全中高一貫校となり、更なる飛躍が期待されます。東京都立立川国際中等教育学校で校長を務めていた幸田諭昭先生が校長として着任し2年目を迎え、様々な教育環境の整備が進められています。

明るく開放的な空間で協働的な学びを推進する新校舎を建設中

教育環境整備のひとつとして、特別校舎棟を建設中です。2023年には美術室や技術室、音楽室などの芸術系の教室、2025年には充実した理科系の実験室や図書館などが完成予定です。また、200席の広い自習室と開放的なラウンジを新設。集中して静かに学習に取り組めるスペースと、可動式の机や椅子、パーテーションを用意し、生徒たちが自由に議論し学び合いができるスペースになります。生徒たちが発表したり、何かを創り出したりすることで、よい化学反応が起きることをねらいとしています。

新校舎の屋上には、テニスコートとプレイコートも新たに作られます。順次工事を行うことで施設が利用できない期間がないように配慮されています。

農大との連携により、6年一貫の探究活動と国際交流に注力

教育理念の「知耕実学」は本物に触れる実学を通して知を耕すという意味です。授業や行事の中でも、実際に体験してみること、興味を持って挑戦してみることが重視されています。
中学3年間の集大成「課題研究発表」もその一つ。自分が興味関心のあるテーマを選び、調査研究を進め発表を行います。完全中高一貫校になることで、このような探究的な取り組みを高校でも更に深めていき、社会につながる学びを目指します。 他にも、隣接する東京農業大学の資源を活用した取り組みも盛んです。今後は様々な海外大学と提携している農大のネットワークを活かし、留学生や海外大学との交流を計画している最中です。

中1の稲作では、厚木にある農大の専用農場で、田植えから稲刈りまで行います。仲間と一緒に収穫する苦労や喜びを体感し、「食」の大切さを学びます。

生徒たちの活躍の場は学外へ様々な外部コンテストでの入賞

近年では、積極的に外部コンテストに参加し「日本学生科学賞」「ボカロ甲子園」など全国レベルで好成績を収め、生徒たちの好きなことに向き合う情熱が実を結んでいます。
学習環境が充実し、生徒たちの活躍の場も広がり、ますます今後の発展が楽しみな学校です。

「リアビス高校生模擬起業グランプリ」で入賞。
高1の6人が食品廃棄物を再活用するプロジェクトを立ち上げ、廃棄野菜の色素を使ったペン「リリート」を開発。自分たちで製造を依頼できる企業を探し、実際に商品化してネットで販売しました。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京農業大学第一高等学校中等部
[学校HP]https://www.nodai-1-h.ed.jp
〒156-0053 東京都世田谷区桜3-33-1 Tel.03-3425-4481(代)
最寄駅/小田急線「経堂駅」・東急世田谷線「上町駅」徒歩15分。東急田園都市線「桜新町駅」徒歩20分。 JRなど「渋谷駅」からバス「農大一高前」徒歩3分。東急田園都市線「用賀駅」からバス「農大前」徒歩3分。

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