目指すは「文部科学大臣賞」ただひとつ! 女子ならではの「ファンタジー」で、鉄道模型界に 新たな地平線を切り拓く強豪チーム
新時代を見据えた教育とエリコラ
白梅学園清修中高一貫部は、少人数制による中高一貫教育の女子校で、「英語教育」や「ICT活用教育」など、新時代を見据えたカリキュラムが特色です。
さらに同校の特色として、いわゆる部活動がありません。課外活動はエリアコラボレーション(通称エリコラ)と呼ばれ、国分寺など地元で活躍するプロの方々が指導します。生徒たちは、テニスや音楽などのエリコラへいくつでも自由に参加することができます。
そんな同校のエリコラで名を轟かせているのが「鉄道模型デザイン班」。「全国高等学校鉄道模型コンテスト」で毎年のように優勝争いを繰り広げている、屈指の強豪チームです。
あくまでも頂点を目指して
「全国高等学校鉄道模型コンテスト」は鉄道模型の甲子園とも言われ、中学・高校のクラブが技術力と創造力で真剣勝負を繰り広げる一大イベントです。 前回大会での白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン班は、参加総数155校中で第2位(優秀賞)。ちなみに第1位は、「打倒清修」を掲げるライバルの灘中学校・高等学校(兵庫県)でした。
部長の石井素子さん(5年生=高校2年生)は「とても悔しかった」そうです。顧問の中澤亜紀先生は「1位と2位は全然違います。今年こそは彼女たちに頂点を味わわせてあげたい。目標はあくまでも1位の文部科学大臣賞です」と明快に語ってくださいました。
鉄道模型にファンタジーを
鉄道模型の世界は、圧倒的に男の世界、鉄道マニアの世界です。その中にあって、参加校中わずか数%である女子校の、しかも「私たち、鉄道には興味ないです」(石井さん)という白梅学園清修中高一貫部の作品が毎年優勝候補になるのは、他の追随を許さない独創性があるから。
本物の水の上に模型の電車を走らせてみる。実際にある山間の風景に実際にはない線路を作ってみる、などなど。
女子であり、非マニアだからこそ、既成概念にはとらわれません。現在では、「清修が鉄道模型にファンタジー分野を切り拓いた」とまで言われています。
しかしデザイン班は、ただ模型を作る集りではありません。緻密な作業を通じて、努力と協力を学び、さらに大会では、生徒たちがプレゼンまで行います。
創造性、プロジェクト管理、チームワーク、プレゼンテーション力といった強みが「否でも備わる」と中澤先生。
この活動を通じて、副部長の佐藤暖奈さん(5年生)は「耐え抜く力がつきました」、小林結菜さん(5年生)は「集中力とやり遂げる力ができました」
でも、一番の魅力は仲間たちそのもの。遠藤有里奈さん(5年生)は「みんなが楽しそう」だから参加したそうです。
絆と成長のファンタジー
「みんなと一つのことに熱中する」中でドラマと絆が生まれ、成長していく。デザイン班自体がまるでファンタジー。あなたもその一員になってみませんか?
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
白梅学園清修中学校
[学校HP]https://seishu.shiraume.ac.jp
〒187-8570 東京都小平市小川町1-830 Tel.042-346-5129
最寄駅/ 西武国分寺線「鷹の台駅」徒歩13分。JR武蔵野線「新小平駅」自転車10分。JR中央線・西武国分寺線 多摩湖線「国分寺駅」から西武バス20分「白梅学園前」ほか。