私学探検隊

4月からさまざまな新しい取り組みがスタート!ドイツの学校との直接的な交流で関係も深まる

中学3年生からドイツ語を学ぶ
ドイツとの交流再開も活発に!
1883(明治16)年に設立された獨逸学協会学校を前身とする獨協中学校。今年から授業や留学制度を一新した試みを始めました。「今までドイツ語の授業は第2外国語として高校1年から始めていましたが、4月から中学3年に先取りしました。まずドイツ語に触れて興味をもってほしいと思います。実は夏休みに国費で1か月ドイツに留学できるドイツ連邦共和国定期招聘事業(PAD)という制度があるのですが、出願条件はドイツ語を2年間学習しているということ。高校から履修すると出願できるのは高校3年になりますが、中学から習うと高校2年の夏休みに行けるので、今まで以上に挑戦しやすくなるのではないかと思います」と語るのは副校長の坂東広明先生。さらに、日本の高校3年生がドイツの大学への進学を希望した場合、専門的な用語も理解できるという言語の国際標準規格(CFER=セファール)の最高レベルB2が必要とされますが、将来、直接進学できる生徒がでてくる可能性もあるのではないかと期待しています。
「6月にはエコレア・インターナショナルスクール・シュべーリン校、11月にはハノーファーのケーテ・コルヴィッツ校が来日し、ホームステイをしながら授業や部活などに参加してもらう予定です。エコレアの生徒は自分たちが取り組んでいる環境問題について日本語で発表するというイベントを計画しているそうなので興味深いです。昨年オンラインで行った、環境意識調査の分析や比較といった3校共通の取り組みも今年は対面でできるので今から楽しみですね」と坂東先生。

パートナーシップ協定を結ぶドイツの2校との交流

エコレア・インターナショナルスクール・シュベーリン

2023年6月に来校した「エコレア・インターナショナルスクール・シュベーリン校」の生徒たちと。「緑のネットワーク委員会」とも交流を深めた

ケーテ・コルヴィッツ


2023年夏に訪れたハノーファーの「ケーテ・コルヴィッツ校」のホストファミリーと。今年の留学を楽しみにしている生徒も多い

精神的に自立できる環境で
英語を学ぶ海外研修
さらに英語の海外研修プログラムも今年から1年前倒しされます。「中学3年はイギリスのコッツウォルズに2週間。ホームステイで1軒に2人の配置を考えています。高校1年はニュージーランドのオークランドに短期留学として3週間、さらにターム留学も始まります。ターム留学では、現地校1校に生徒1名が入って授業を受けるという武者修行的な経験をしてもらいたいと思っています。帰国したとき、その生徒の語学レベルが上がっているのはもちろんですが、少し大人になって帰ってきて、周りの生徒たちもその姿に刺激を受けて成長してほしいと考えています」。
ほかにも「国際ドイツ語オリンピック」の日本代表選考会で1位を獲った高校3年の狩野晋一朗くん、3月に行われた「第7回PDA中学生即興型英語ディベート全国大会」でベストPOI賞(相手のスピーチ中に効果的な質問や反論をした人に与えられる)を獲得した加瀬智基くんなど、生徒たちはさまざまなグローバルな活動で成果を上げています。

国際ドイツ語オリンピック2024日本代表 (全国1位)

ドイツ語学習者の世界一を決める大会で、全国1位を獲った高校3年の狩野晋一朗くん。7月にはドイツで本選が行われる


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

獨協中学校
[学校HP]https://www.dokkyo.ed.jp/
〒112-0014 東京都文京区関口3-8-1 Tel.03-3943-3651
最寄駅/
メトロ有楽町線「護国寺駅」徒歩8分。メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩10分。メトロ副都心線「雑司が谷駅」徒歩16分。JR「目白駅」から都営バス「ホテル椿山荘東京前」徒歩1分ほか。

この学校の詳細情報を見る