私学探検隊

「生徒主体」の本質を 生徒と教員で模索した「新・体育祭」

二十歳を迎えた「新・体育祭」

新・体育祭を成功に導いた、体育祭実行委員の幹部メンバー

5月15日に「新・体育祭」を実施しました。今年度の体育祭は節目の二十回目を迎え、これまで先輩方が紡いできた伝統を引き継ぎつつ、高校2年生が自分たちの学年の色を組み込めるように活動してきました。今年度の高校2年生はコロナ禍で湘南学園に入学した学年で、行事の経験が不足している中、「いままでを知らないからこそ、自分たちで新しい伝統を作る」ことを念頭に置いて活動を進めました。

リーダーと実行委員で
作り上げた体育祭

湘南学園の体育祭は、高校2年生から中学1年生までの5学年で実施します。高校2年生は最高学年として各色をまとめる「リーダー」になり、体育祭リーダーは各クラス4人の計20人が立候補して決まります。ただこの20人のリーダーだけでは全体をまとめられないので、高校2年生全体が「リーダー」になって後輩たちをまとめられるように活動していました。初めのうちはまだ人任せな様子も見られましたが、準備が進むにつれて一人ひとり「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」を存分に発揮していました。

最高の盛り上がりを見せた、新・体育祭のクライマックス「色別対抗リレー」

高校2年生全体で共通の認識として、「色ごとに別れるのではなく、各色も、実行委員も含めてみんなで体育祭を成功させる」という思いがありました。「勝ち負けにこだわるのではなく、各色でも協力するし、運営している実行委員会とも協力して、高校2年生みんなで作り上げるんだ!」という思いで活動してきました。実行委員会とリーダーたちで頻繁に意見を交わし、高校2年生だけではなく後輩たちもみんなが楽しめるより良い体育祭を目指して活動することができました。「生徒主体」を最大限に表現した体育祭だったと思います。

教員が生徒に寄り添うことで
「主体性の育成」を実現する

体育祭開催まで生徒に寄り添い続け、本記事を執筆した生徒会指導員の岩口先生

今回の体育祭は実行委員会指導の教員も、高校2年生の学年の教員も「生徒に寄り添う姿勢」を大切にしていたからこそ、成功させることができたと思います。学校行事を通して生徒の主体性を育むことを目的に日々生徒と接していますが、「主体性」を育むためには大人が先導してはいけないが、「生徒任せにしてもいけない」と今回の体育祭で認識しました。

教員が寄り添い、生徒と一緒に考えて、悩んで、話し合って作り上げることが「主体性の育成」に繋がると思います。それが湘南学園の唱える「生徒主体」の本質だと思います。

 

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

 

湘南学園中学校
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