私学探検隊

2025年より完全中高一貫校として進化 生徒たちの学び合いを推進する新校舎が完成

「知耕実学(本物に触れる実学を通して知を耕す)」を教育理念とし、稲作や味噌づくりなど農大ならではの実学教育を実践している農大一中は、2025年度から6年一貫の完全中高一貫校として新たなスタートを迎えます。新校舎の充実した教育環境に加え、国公立大・難関私大・医学部への合格実績が過去最高を更新していることでも注目を集めています。

自由参加型の「一中一高ゼミ」本物に触れる体験が興味関心に火をつける

大学隣接という立地のよさを活かした中高大連携授業を実践。中2では、中1で育てたお米の美味しさを科学的に分析します。

主体的な学びを促す場として開講されているのが、放課後に希望者が参加できる「一中一高ゼミ」です。教員の得意分野をテーマに開講し、学年を問わず興味を持ったゼミに参加できます。このゼミは教員が開講するものだけでなく、在校生や卒業生の発案によるものや、外部の一流講師を招いて行うものもあります。

大学で建築学を専攻する卒業生による建築講座や、オンラインでのプログラミング講座などは、卒業生が母校のゼミ活動を応援したいと、企画してくれたことで実現しました。今年の5月には、世界で活躍するチェロ奏者伊藤悠貴さんを招いて、講演とミニコンサートを開催。まさに手の届く距離で、超一流の本物に触れる貴重な経験です。校長の幸田諭昭先生は「第一線で活躍する人の話を直接聞くことで、自分自身が考え、行動するきっかけにしてほしい」と語ります。様々なゲスト講師を招く計画も進行中。期待が膨らみます。

卒業生たちの想いが結実生徒同士の学び合いが更なる飛躍に

チェロ奏者の伊藤悠貴さんが15歳で渡英した経験や世界で活躍するために実行してきたことなど語り、生徒からの質問にも答えてくれました。

東大早慶などに在籍する卒業生らが中心となり、放課後の自習室で学習指導や進路相談を行うチューター制度が昨年度より開始。「後輩たちに教えたい」「母校に貢献したい」という卒業生の提案によりスタートしました。また、初めての中間試験に臨む中1生に、中3生が数学の補習指導を行い、質問対応だけでなく、試験に向けての心構えなどを伝授する取り組みも行っています。中3、中1双方に、希望者を募っていますが、数学の得意不得意に関わらず、「自分も教えられるかも」と思って参加する中3の生徒も多く、中1だけでなく、中3にとってもよい刺激となっています。

新校舎での自習スペースの充実に加え、卒業生チューターの手厚いフォローと学年を超えた学びの機会など、生徒たちのさらなる成長が期待できる環境です。

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京農業大学第一高等学校中等部
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