有志の生徒が活躍する課外活動「FLYERS」 ボランティア活動から得られる多彩な経験と学び
全学年から約400人が登録し、興味関心のある分野で活動
今年創立90周年を迎えた日出学園中学校・高等学校では、入試広報部主任の石川茂先生が「生徒による入試広報部」として、2015年に「FLYERS(フライヤーズ)」を立ち上げました。FLYERSは有志によるボランティア活動のため部活動や生徒会活動との掛け持ちも可能。主な活動内容は受験生親子などへの校内案内など入試広報に関わるものと、テレビ収録の裏方やロケハンなどのお手伝い、商品開発など外部の企業からの依頼に対しての協力といったものがあり、自分がやりたい活動を自由に選ぶことができます。現在、中1から高3まで400名ほどの生徒が登録しており、それぞれが多様なスタイルで参加しています。今回は、石川先生と、高校2年の亀田果歩さん、木下友愛(ゆめ)さん、清水佐惠(さえ)さんにFLYERSの活動についてお話を伺いました。
普段の学校生活とは一味違う経験も
3人は入学時からFLYERSに参加し、多彩な経験を積み重ねてきました。「学校案内では生徒の目線で先生では伝わりにくい部分を説明するようにしています。企業の商品開発では利用者の立場からストレートな意見を伝えるよう心掛けました」(木下さん)。「テレビ局の撮影では現場の大変さを学びました。また、学校紹介動画もアイデアを出すなどお手伝いしました」(亀田さん)。「市川市内の私学3校で連携し、フードバンクに寄付する食料品を集める活動をしました。食料品は子ども食堂や児童養護施設などに届けられることになりますが、個人的に子ども食堂のボランティアをした時に私たちの活動が役に立っているのを実感しました」(清水さん)。FLYERSは普段の学校生活だけでは得られない貴重な経験の場となっているようです。
いろいろな挑戦ができるのが日出学園の魅力
3人はそれぞれ受験の時に同校を見学し、FLYERSの生徒たちが活躍する姿を見て魅力を感じ、入学したら自分もFLYERSに参加しようと決めていたといいます。そんな3人が思う同校の魅力について語ってもらいました。英語部や生徒会活動も経験してきた木下さんは、「部活も中高一緒に活動するので中学生が高校生の先輩に勉強法をきくなど縦のつながりがある。企業などの大人と関わる機会もある一方で、幼稚園や小学校もあるので、文化祭などでも幅広い年代と交流できるところ」と話します。亀田さんは「1クラスの人数が少なく、35人くらいで5クラスなので、学年間の交流も活発。日出幼稚園での実習もあり、よい経験になりました」。清水さんは「先生と生徒の距離が近いところ。先生方が生徒の夢を応援し、いろいろなことに挑戦させてくれます」と教えてくれました。「11月に90周年の記念式典もあるので、そこでもFLYERSの生徒たちが活躍してくれそうです」と石川先生。3人の生徒たちはそれぞれ、亀田さんは数学教師、木下さんは国際弁護士、清水さんは助産師と将来の夢を明確に思い描いており、この活動がキャリア教育にもつながっているようです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日出学園中学校
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