大学合格実績が急伸!面倒見と思考し発信する教育で「行動する哲人」を育む
2024年度の大学入試で北海道大学、東北大学、千葉大学をはじめとする国公立大学に16名、早慶上理に12名、GMARCH・関関同立に51名と、中高一貫8期生51名の合格実績が躍進した同校。生徒一人ひとりの可能性を引き出し、大きく成長させる学びについて校長の宮下和彦先生にお話を伺いました。
学校と二人三脚での大学受験
中高一貫校としては14年目とまだ歴史は浅いですが、生徒たちの学びの成果が花開き、ここ数年大きく進学実績が伸びています。開校当初はまだ実績もなく学校として未知数でしたが、1期生が進路実現を果たしてくれたことを機に、生徒の志やモチベーションが年々高まっていることも今回の結果に繋がっていると感じています。
もちろん大学受験は生徒ひとりで頑張るものではありません。合格までの道のりには、家族や高め合える友達など様々な支えがあったことでしょう。中でも素晴らしいと感じたのが、高校2・3年生との面談です。担任や学年の先生が生徒の学習進度をトータルに理解したうえで、何回も面談を重ね適切なアドバイスを行っていました。先生との面談は生徒にとっても励みになったようで、とある生徒が大学合格の秘訣を聞かれた際、「担任の先生がいたおかげです」と答えていたほどです。
徹底した面倒見で自律を促し
発表を繰り返し思考を深化
自律した学習者の育成を目指し、本校では中学1・2年で日誌をつける取り組みを行っています。自律は勝手に育つものではありません。どうやって勉強をするのか、苦手な分野を後回しにしていないかなど、先生が生徒と向かい合い徹底的に面倒を見ることが必要です。ですから日誌も先生が一人ひとりにコメントを書きます。このような日々のやり取りから生まれる安心感や信頼感は、生徒の個性を伸ばし、積極性を高めていきます。
「試して、まとめて、書いて、発表する」を学びの軸としているため、学校生活のあらゆる場面で思考し発表する機会を設けています。近年はデータサイエンスに関する教育も展開しており、関心に基づき研究を進める中3の課題研究論文では、実データを分析・検証した生徒も多々いました。英語教育では、スタート時点で苦手意識を持たないよう中1では楽しみながら聞いて話すことに重心を置き4技能を向上。英語に対する壁がないためか、論文作成やプレゼンテーションなど、生徒たちは培った英語力を発揮し様々なことにチャレンジしているほか、進路を考える中で海外大学という選択肢も出てきています。
時代の先を敏感にキャッチし
柔軟に進化する学校に
これからの世界はAIと共存するとともにAIにはできないことを求められます。それには思考力と豊かな教養による価値判断力が必要です。この新しい社会に適応した教育を促進させるため、図書館を改装してラーニング・コモンズを設置します。生徒が話し合い、考えを共有する中で新しい価値が生まれるような場所にしていきたいと考えています。培った知識や見識は、それを実践してこそ意味を持つものです。より良い社会の実現に向けて発信できる「行動する哲人」を育むため、これからも学校として進化していきます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
千葉明徳中学校
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