積極的に語学を習得し、世界の歴史や文化、 環境問題を学びながら未来を切り開く力を養う
発信型の英語力が身につく多彩な授業を展開
創立当時からドイツ文化と深いつながりを持ち、さまざまな国の文化や歴史を知り、国際的に活躍できる人材育成に力を注いでいる獨協中学校。今回は広報担当の坂東広明先生に実際にどのような授業が行われているのか、お伺いしました。
「本格的に英語の授業がはじまる中学で、英語によるコミュニケーションが体感できるような授業を展開しています。1週間の間に教科書を使ったインプットの授業が4時間、英会話や英作文を作ったり、練習問題を解いたりするアウトプットの時間が3時間。場合によっては世界のさまざまな国について研究して発表する、というようなグループワークを行うこともあります。中学1年生のときは語彙も少なく、英会話といってもなかなか大変なのですが、覚えた言葉を駆使して、自分の考えや気持ちを周りの人たちに伝えようとする姿勢をなによりも大切にしてほしいと思っています」。
ほかにも週1回ネイティブの教師による授業が年35回、昼休みにはネイティブの教師たちを交えて自由に話しができる「テーブルトーク」の時間も設けています。会話ができるようになってくると、さらに積極性や自主性が芽生えてくると言います。
「いずれも希望制の参加ですが、中学1年生は夏休みの4日間を使ってネイティブの講師と一緒に工作やゲームをするなど英語に親しむことからはじめる『国内ミニ留学』を行います。2年生になると英語で自由にエッセイを書いて発表する『イングリッシュシャワー』、さらに3年生では英語だけを使って3泊4日、福島で過ごす『ブリティッシュ・ヒルズ』など、年を追うごとにステップアップする仕組みになっています」。
ほかにもレシテーション(暗唱)コンテスト(中1)やスピーチコンテスト(中2)など全員参加のプログラムも多彩。高校1年生ではアメリカ・シアトルのホームステイ(希望制)やハワイ修学旅行(全員参加)など、生徒自身が自分の成長を実感できる工夫が施されています。
未来を見据えた環境問題への取り組みも教育の一環
「人類と他の生物との共存」をテーマに環境問題にも積極的に取り組んでいます。中学1年生~高校3年生まで参加できる「緑のネットワーク委員会」は、蛍が生息するビオトープの研究をはじめ、近隣の小学校に屋上作物園の取り組み(屋上壁面緑化)や、環境問題について出前授業するなどの活動を実施。環境ファシリテート活動が評価され、2017年「高校生ボランティア・アワード」を受賞しました。
委員会のほかにも、中学3年生の夏休みを使って環境先進国であるドイツで研修も行います(希望制)。ゴミ問題やリサイクル、森の自然を守る研究など獨協ならではの“学び”の形は、今では環境や自然科学など、各学会からも注目されています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
獨協中学校
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