仲間たちと協力し合い、切磋琢磨しながら 喜びや感動の瞬間を共有することで 新しい自分を発見し、未来が見えてくる
一生懸命、率先して練習する姿を見せることで後輩たちを奮起させたい
中高合わせて約60人のバスケットボール部。月曜・水曜・金曜の放課後約2時間、中学生と高校生が一緒に練習しています。「中学生になって初めてバスケットボールに触れる生徒がほとんどなのですが、練習は週に6時間しかできないので、ディフェンスやシュート、試合形式のゲームを中心にして、筋トレなど個人でできることは各自が時間を見つけてやるようにしています」と話すのは高校3年生のキャプテン・幸治拓也さん。先輩後輩の上下関係で試合中にコートで声をかけづらくならないよう、普段からフランクに話せる雰囲気づくりも心がけていると言います。「5月の引退試合で部を離れますが、ひとつでも順位を上げたい。目標に向かう強い姿勢を後輩たちに見せたいと思います」と幸治さん。
そんなキャプテンの姿を頼もしく思うのは、全国大会に出場した経験を持つ顧問の平夏樹先生。「誰よりも練習する彼の存在はとても大きく、ほかの生徒たちも刺激を受けていると感じます。夏には4泊5日の合宿があり、協力し合うことで部内がまとまりバスケットも上達するのですが、普段の練習日が少ないので、その技術を継続させていくことが課題のひとつ。6年間努力してきたこと、責任感をもってやれたことは必ず自分の中に成果として残るので、一生懸命やることの大切さを今後も伝えていきたいと思います」。そう語る平先生の今後の指導にも期待が寄せられます。
役者も裏方もやることで視野が広がり自然に協調性や主体性が身についていく
中高がひとつになって作品づくりを続けている演劇部。役者はもちろん、脚本や音響、照明、大道具に至るまですべての役割を生徒たちが分担し、作品をとおしてさまざまな体験をしています。
部長を務めるのは高校2年生の近藤陸さん。「ひとつの作品を作るのにだいたい3か月程度かかります。全員で作るものなので、役割分担や塾などで参加できない人の日程調整など、大変なこともありますが、お互いを思いやり、協力することでうまくいっていると思います。時々劇の内容について意見が衝突することもありますが、作品が出来上がり、お客様にたくさんの拍手をいただくとそんな苦労も吹き飛びますね」と笑います。
獨協中学校の演劇部といえば、年に一度、六本木にある俳優座で本格的な舞台が踏めることでも有名。「プロのスタッフの皆さんの胸を借りて、舞台に上がれるという貴重な経験ができるのは本校ならでは」と言うのは部を指揮して35年の柳本博先生。「自分のアイデアを形にして、人に伝えることができるのが芝居です。周りの人たちを尊重しながら、しっかり個性も発揮できるような人に成長してほしいと思っています」。今年披露される新作に注目が集まります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
獨協中学校
[学校HP]http://www.dokkyo.ed.jp/
〒112‐0014 東京都文京区関口3‐8‐1
03‐3943‐3651
最寄駅/
有楽町線「護国寺駅」徒歩8分、「江戸川橋駅」徒歩10分、副都心線「雑司が谷駅」徒歩16分