生徒主体で初めて挑戦したオンライン「三黌祭」
コロナ禍の影響で、文化祭を中止する学校が多い中、9月29、30日にオンラインで三黌祭(文化祭)を実施した日本大学第三中学校。コロナという逆境を逆手にした新しい挑戦となりました。
同校では、5月のオンライン授業期間より文化祭運営委員の生徒たちがZoomで会議を重ね、文化祭の開催方法を検討してきました。その熱い想いが実を結び、オンライでの開催が決定しました。
「今の状況でどんな形ならできるのか、生徒たち自身が知恵を絞り、それまで学んできたICTのスキルを生かすことで、オンラインで文化祭を発信することになりました」と広報部の古澤麻亜理先生。
ゲーム要素を取り入れたり、コンテスト形式にするなど、クラスごとにアイデアを出し合いながら動画を撮影し、編集。見る人を飽きずに楽しませるにはどうしたらいいかを考えながら、全員が協力し合って作品づくりに励みました。例えば、いろいろな場所でドミノ倒しをして編集でつなぎ合わせたもの、曲に合わせてパラパラ漫画を展開するなど、ユニークな作品が多数完成したといいます。
当日は日にち別に中学生、高校生が登校。プログラムを三部制に分けて、第一部はクラス全員で同学年の作品を観る時間、第二部は個人の端末から興味のあるものを楽しむ時間、そして第三部は全クラスをオンラインでつなぎ全学年クラス対抗の「リアル脱出ゲーム」を実施しました。保護者は後日、自宅のパソコンやスマートフォンなどから学校HPの専用サイトにアクセスして観られるようにしたほか、一部のプログラムを一般にも公開する予定です。
「これまでは文化祭で行う内容も定型化しがちでしたが、全く新しい形で生徒がゼロからチャレンジできたことで、大きく成長したように感じています。動画作品としてみんなで共有できるほか、その時の空気感などが形に残ることで後々も楽しめるのもよかったと思っています」(古澤先生)
生徒一人ひとりが描きたい未来を後押しすることを掲げる日大三中では、勉強、部活、行事を通して、さまざまな進路を見つける事ができます。オンラインで実施した三黌祭も、貴重な思い出になるだけでなく、今後の糧になったといえそうです。
さまざまなアイデアを持ち寄り、創意工夫しながらつくりあげた三黌祭。生徒たちの盛り上がりは例年以上で、大成功を収めました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日本大学第三中学校
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