学校の挑戦が生徒の挑戦を引き出す変化に適応するための挑戦の数々
変化を求めて挑戦を続ける青稜中学校。昨年の春に校長に就任した青田泰明先生のもと、学校一丸となって改革を進めています。「挑戦から始まる成功を味わい、何事にも挑戦する姿勢を身に付けてもらいたい。」と青田校長が語るように、同校には挑戦のための環境が用意されています。
興味を引き出すゼミナール授業
昨年から始めた「ゼミナール授業」は、教員の特化した個性を活かす授業となっています。多彩な個性を持つ教員の方々が、自身の趣味や特技を題材としたゼミ形式授業を展開します。その幅は、数学の謎解きパズルからサブカルチャーを題材にした読解型学習、青田校長自ら担当するSDGs講座など様々です。昨年は14講座を開講し、教師と生徒間の距離を縮めるだけでなく、読解力や思考力、表現力の育成につながりました。今年度は15講座を開講しています。
企業とのコラボレーションでさらなる挑戦へ
企業とのコラボレーションも同校の挑戦の一つです。ゼミに招いた企業などとのコラボレーションは生徒たちの意見も取り入れながら企画されていました。JTBとのバーチャル修学旅行、グリコとのエコスプーン開発、サントリーとの天然水だけの自販機設置などが企画され、実現までされています。中でもサントリーとの企画は、マスクをつけることで夏場、汗をかきやすくなり水分が足りなくなるという生徒たちからの意見が出たことで実現したものです。
「学校が挑戦する姿勢を見せることで生徒たちにも挑戦する心を持ってもらいたいと思っています。」と青田校長。
コロナ禍でも学びを止めない数々の取り組み
昨年春のコロナ禍において同校の対応は早く、すぐさまオリジナル授業動画を作成し、配信を行っていました。また、特徴的な取り組みだったのが、学習する生徒の手元を映して分割画面でアップするオンライン自習室。友達のがんばっている様子を見ることで、自身への学習モチベーションにつなげる生徒が多く見受けられたとのことです。他にも新1年生には学校に親しみを持ってもらうためにオンラインのレクリエーションを密に行うなどして、登校が始まったときに友達となじめるよう配慮も行き届いています。
「オンライン自習室はやる気を出させるのに非常に効果的でした。休校で友達に会えない気持ちが、画面を通して充足されたようで、気持ちのケアにもつながりました。」
絶えず変化する状況の中でも挑戦を続ける同校。今後もその挑戦の先に期待が集まります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
青稜中学校
[学校HP]https://www.seiryo-js.ed.jp/
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