高校・大学の連携を強化し、獨協ならではのメリットを活かした教育を進化させていく
現役医科大学教授の講座が聞ける絶好のチャンス!
「学問を修め、知性を磨くことを通して人格の形成を目ざす、人間教育」を柱とする獨協中学校。2021年4月に、獨協中学・高校の校長に上田善彦先生が就任しました。上田先生は、獨協高校を卒業後、獨協医科大学で病理学を学び、卒業後は獨協医科大学教授をはじめとする、さまざまな獨協関連施設での仕事を歴任された病理専門医の医学博士です。今回は新たなスタートをきった獨協教育のこれからについて、教頭の坂東広明先生にお話をお聞きしました。
「一番大きな変化といえば、高校・大学の連携がさらに強化されたことです。2021年度の高校3年生から、獨協医科大学に獨協埼玉中学高等学校と併せて10名の系列校推薦枠が新たに設けられました。今までは指定校推薦枠の中で、他の指定校から推薦されてきた受験生と同じ試験を受験し、合否が判定されていましたが、今年からは系列校生用の試験が別枠で実施されます。獨協医科大学へは、今まで以上に進学しやすい環境が整ったと思います」と坂東先生。
「学習面での連携も、10月30日から獨協医科大学の先生による中学生・高校生向けの特別講義でスタートを切りました。中学生向けには広く科学や医学に興味を持ってもらいたいとの願いを込めて『科学と医学』というタイトルで泌尿器科学の釜井隆男教授からお話しいただきました。一方、高校生へは心臓血管外科学の福田宏嗣教授を講師に迎え、具体的に医学部への進学を考えている生徒の参加も多いことから、『医学部卒業後のキャリアパス』と題して医師として求められる資質や能力、幅広い職業領域について、ご講演いただきました。参加した生徒は中高あわせて約150名。終了後の質疑応答も活発に行われ、生徒たちの熱気が講師の先生にも伝わったのではないかと思います」。
また医学部志望の高校生には、さまざまな現場で医師として活躍されてきた上田校長による特別講義が月一回のペースで実施されており、獨協ならではの学習の機会が増えてきています。
獨協大学とも、併願(獨協大学への推薦資格を有したまま他大学を受験できる)を含めた推薦制度があり、学年行事等で大学を訪問するなどの連携を今までも行ってきていますが、今後はグローバル教育プログラムやキャリア教育、学園史の学習など幅広い分野での協働を模索しており、学園のスケールメリットを生かした高大連携が大きな広がりを見せつつあります。
生徒一人ひとりの未来をサポートできる体制づくり
生徒たちは、中学3年生になると指導担当教員の指導のもと、原稿用紙30枚程度の研究論文を1年かけて書き上げます。授業だけではなく、こうしたさまざまな学びや活動を積み重ねる中で、生徒たちは将来の道を探っていきます。
「獨協医科大学との学習連携では、医学に限らず、医学を窓口としながら幅広く科学を学ぶことができる機会をたくさん作っていきたいと考えています。『学問を通じての人間形成』という教育理念を共有する学園として、今まで以上に高大の連携も強化しながら、生徒たちのより豊かな人格の形成を目ざしていきたいと思います」(坂東教頭)。獨協学園として創立140周年となる2023年に向かい、さらに進化をとげる獨協の教育に今後も注目です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
獨協中学校
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