私学探検隊

挑戦とアップデート 教員の個性が生徒の個性を引き出す

青田泰明校長の下、新しい教育への挑戦を続ける青稜中学校。「学校の役割は教科教育だけではなく、経験学習の場であることにもあります。自然と子どもたちの協調性や表現力が育っていくようにしたい。」と青田校長が語るように「学校だからこそできる」取り組みを次々と始めています。

非認知能力を伸ばすダイアローグアクション
生徒の非認知能力を養うために、対話を主とした取り組み、ダイアローグアクションを実施している同校。中学校の1年生、2年生ではダイアローグアクションの一環で昨年から「ビブリオバトル」を行っています。自分の好きな本を紹介し、そのプレゼンの一番を決めるというもので、プレゼンや討論を通して、他人に対する想像力を働かせることなどを目的に行っています。「勉強をするだけが学校ではないと思っています。子どもたちが楽しかった、面白かったと思いながら自然と能力が育っていくような取り組みの一環としてビブリオバトルをはじめ行っています。」

天気をテーマとしたゼミナール授業の様子。この他にも内容は様々。

天気をテーマとしたゼミナール授業の様子。この他にも内容は様々。

教員の個性が発揮されるゼミナール授業
2020年からスタートした「ゼミナール授業」は、教員の特化した個性が存分に発揮されるものになっています。多彩な個性を持つ教員が、自身の趣味や特技を題材とし、ゼミ形式で行われるのが特徴で、その幅は、青田校長自ら担当するSDGs講座をはじめ、音楽史を学ぶもの、解剖実習をするものなど様々です。ゼミ授業の内容に関する裁量は担当教員に一任されており、内容も講義形式も多種多様。教員にとって趣味の内容を取り扱っていることもあり、力の入った授業になり、その熱意が生徒の興味関心を引き出すことにつながっています。「子どもたちに考えてもらい、自分の考えを発表してもらうのがゼミ授業です。これらの経験を通して自己肯定感が高まり、ゼミ授業以外でも意欲的に取り組む力になっています。」と青田校長。教員の個性が発揮されることで生徒の個性が磨かれていきます。

大学進学だけではないその後を見据えた挑戦
「1年生、2年生でビブリオバトルをはじめとした行事で協調性や思考力、想像力を養い、2年生、3年生のゼミナール授業でそれらを発揮してもらうイメージです。中学校の3年間で非認知能力を育んでいくことがダイアローグアクションの目的です。ここで育まれた力が大学への進学、更にその先の社会に出る際に発揮されること期待しています。」
絶えず変化をし、アップデートをし続ける同校。先を見据えた同校の挑戦は続きます。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

青稜中学校
[学校HP]https://www.seiryo-js.ed.jp/
〒142-8550 東京都品川区二葉1丁目6番6号 Tel.03-3782-1502
最寄駅/
東急大井町線「下神明駅」徒歩1分。JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線「大井町駅」徒歩7分。JR湘南新宿ライン 横須賀線「西大井駅」徒歩10分ほか。

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