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We Love Our School !!(女子校アンサンブル)

We Love Our School !!(女子校アンサンブル)

東京都内有数の女子伝統校が集う合同説明会「女子校アンサンブル」。女子校の魅力を伝えようと始まり、今年17回目を迎えました。
参加9校(跡見学園、学習院女子、恵泉女学園、香蘭女学校、実践女子学園、東京女学館、豊島岡女子学園、三輪田学園、山脇学園)によるミニ説明会や個別相談は情報収集の場。また9校卒業生による座談会や生徒によるプレゼンテーションは学校生活をイメージする機会となり、満足度の高いイベントとして定着しています。これらのプログラムをうまく組み合わせて、一日をフル活用するご家族も。
9校は全て「女子校」。とはいえ各校の教育理念や教育環境のもと、特色ある教育を行なっています。この日の生徒によるプレゼンテーションには、15分間にそれぞれの学校Loveがギュッと詰まっていて、志望校選びが一歩も二歩も進んだかもしれません。ここでは「生徒によるプレゼンテーション We Love Our School!!」のエッセンスをご紹介。

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生徒によるプレゼンテーション We Love Our School!!

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跡見学園は、放送部の生徒による、「学校案内」。来校した受験生を、生徒が案内する趣向ですが、スクリーンに現れた生徒と受験生を演じる部員は声優かと思うほどの熱演を繰り広げました。間合いの取り方も絶妙。クイズを折り込みながら、校章や制服、謡曲仕舞部といった珍しい部活をさりげなく紹介したり、学校生活を分かりやすく伝えたり、まだ学校に行ったことのない人に、学校に足を運んでもらおうという気持ちを込めたプレゼンテーションでした。

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次いで登場した学習院女子は、高等科生が英語でプレゼンテーション。history tradition・independent・environment、international という特徴をあげ、例としてSGLI(Student Global Leadership Institute)を語りました。世界各国の高校生との「高校生サミット」参加体験や英語力に加え、帰国後、難民について考える学内プロジェクトを立ち上げ寄付やスポーツ交流などに繋げた行動力にも触れるアカデミックなプレゼンテーション。

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恵泉女学園の高校生と中学生が取り上げたのは、「サイエンス・アドベンチャー」。普段の授業でも、中1・2の実験・観察の多さや中3での探求実験がありますが、課外活動に科学を楽しむ活動があることも知ってもらいたいという狙いです。生物班、化学班、物理班、コンピューターサイエンス班の課外活動に、理系・文系問わず参加して(この日のプレゼンをした高校生も実は文系)楽しんでいる様子、スライムの実験結果を発表しつつ、その成果は恵泉デー(文化祭)をお楽しみにと、行事に誘いました。

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香蘭女学校は、日本のガールスカウト部第一号をアピール。校内での野菜栽培(「西のお庭」と呼ばれる場所に果樹や野菜畑があります)やキャンプへの参加など、どのような活動をしているのか、詳しく紹介してくれました。学校だけではできない経験で、学校の外、海外の友人ができるのが、ガールスカウトの魅力でもあるけれど、ガールスカウトが特別なのではなく、香蘭女学校のなかに、海外交流、実験・検証が繰り返される理科の授業などがあることを言い添えることも忘れませんでした。

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吹奏楽部がパフォーマンスを見せたのは実践女子学園。校祖下田歌子の書いた「女子の修養」の凛とした朗読と演奏のコラボでステージを作り上げ、観客の心をつかみました。終始笑顔で、軽やかにステップを踏みながら楽器を奏でる姿は、充実した学校生活を彷彿とさせるもの。それだけでも十分なのに最後に朗らかな声でこう言われてしまったら、学校関係者でなくても目頭が熱くなるのは間違いありません。「やりたいことをやりきる実践女子学園。笑顔あふれる実践女子学園が大好きです!!」

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卒業生2人が息もぴったりに紹介して開演したのは、東京女学館の演劇部によるミュージカル「Annie」。一人ひとりが表情豊かに役を演じ、ホールをミュージカル劇場に変えて見せました。一際大きな拍手が沸き起こるほどの熱演! 冒頭の卒業生は国際部から東京外語大進学、今はそれぞれ大きな企業で働く社会人。ともに演劇部だった時に仲違いをしてしまった思い出話を聞いた後の舞台だけに、東京女学館で過ごす時間の濃密さを思わせてくれました。

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会場を舞台に釘付けにしたミュージカルの後、ひるむことなく一人で堂々と、豊島岡女子学園の世界に連れて行ってくれたのは高2生。アカデミックデイでの発表や合唱コンクールに向けてクラスで頑張ったこと、英語弁論大会で自信がついたこと。またEnglish programや参加率100%という部活動など、多彩な活動の場や機会が、学校の中に用意されていること。それに挑戦した自分自身の経験だけに充実感たっぷり。「学校案内では伝わらない」学校の魅力が、しっかり伝わったことは間違いないでしょう。

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三輪田学園の生徒は、“Do you know…(三輪田学園の○○)…?”と“No, I don’t.”の掛け合いで、学校紹介。派手な演出はないのに、学校のことをしっかり知ってもらおうという気持ちが伝わるプレゼンテーションでした。体育祭の大根切りってなあに? iPadの参加型授業っていいね。開成との混声合唱(お互いの文化祭で公演)が42年も続いているんだって。留学できるんだね。…発表の後で親子で話している声が聞こえてきました。

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トリの山脇学園。高1生によるプレゼンテーションはチャイムとともにスタートしました。学園内を回るかのように好きな場所を紹介してくれるので、特徴的な施設があることがわかり、授業をイメージしながら耳をすまします。サイエンスアイランドやネイティブの先生のいるイングリッシュアイランド、そして「知の技法」という独自のプログラムを展開するリベラルアーツアイランド。カフェテリアやお弁当のサービスも紹介して、胃袋も掴みます。終了後、先生に囲まれ中庭で記念撮影していましたが、日頃の生徒と先生の信頼関係を伺わせる情景。こうした場面に遭遇すると自然に笑みがこぼれてきます。


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持ち時間の使い方は各校に委ねられており、9校の手法は様々。何れ劣らぬLoveのこもったプレゼンテーション揃いに、来年が、もう楽しみになってきました。

私学、女子校への関心が高まったというご家庭もあれば、別学を何となく避けてきたけれど見直したという方もあるでしょう。これから学校での説明会や参加型イベントも数多く開催されます。このプレゼンテーションに出てきた授業、施設、行事などをより深く知るためにも、気になった学校にはぜひ、足を運んでみてください。
(市川理香)

各校のイベント・行事は各校HP等をご参照ください。
跡見学園 http://www.atomi.ac.jp/jh/activity/event/
学習院女子 http://www.gakushuin.ac.jp/girl/nyushi/index.html
恵泉女学園 https://www.keisen.jp/information/briefing.php
香蘭女学校 https://www.keisen.jp/information/briefing.php
実践女子学園 http://hs.jissen.ac.jp/admission/open_school/index.html
東京女学館 http://www.tjk.jp/mh/nyushi/setsumeikai.html
豊島岡女子学園 https://toshimagaoka.ed.jp/admission/guidance/
        https://toshimagaoka.ed.jp/admission/events/
三輪田学園 http://www.miwada.ac.jp/exam/session.html
      http://www.miwada.ac.jp/exam/event.html
山脇学園 https://www.yamawaki.ed.jp/exam/briefing-schedule/